実際の手術
白内障手術は私の人生をかけた取り組みです。
研修医の頃から、白内障手術の達人や神様といわれた先生方に教えて頂いたりした事が懐かしく思い出されます。研修医時代は白内障手術に2時間程かかって必ず入院して頂いておりましたが、今では安全に手術をすることが出来るようになりました。
毎年1,000例以上を執刀しており、累計20,000例前後の白内障手術を執刀しております。
特に難治性白内障や老視・乱視矯正白内障手術や緑内障同時白内障手術に積極的に取り組んでおります。
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経結膜強角膜耳側より、2.0-2.4mm切開しております。
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前嚢切開は前嚢鑷子を用いて、4.5-5mm経で正円に行っております。
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白内障をプレチョッパーを用いて4分割した後、白内障を超音波で乳化させて吸引します。(超音波乳化吸引術)
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切開創を拡げることなく、眼内レンズを小さく折りたたんでインジェクターを用いて、眼内レンズを眼内にインサートします。
安全に白内障手術は終了することが多いです。
術式について
私の術式は非常にシンプルで安全な術式であると思います。いかに術式をシンプルにして安全な手術を行うことを常に心がけています。患者様の目を守って、快適な手術を行えるように努めております。
ただ難症例白内障の場合は、術式がいろいろ追加されたり、違った薬やデバイスが追加されて全く変わったりします。難症例の場合は1人づつ個別の手術となります。
硝子体手術・緑内障手術・眼内レンズ縫着術・眼内レンズ強膜固定術・CTR手術・瞳孔形成術・眼内レンズ入替術・裂孔閉鎖術・線維柱帯切除術・ExPRESS手術・iStent手術・極低侵襲緑内障手術・白内障核落下硝子体手術・眼内レンズ落下硝子体手術・Add-onレンズ挿入術・眼内レンズ回転術など手術をいろいろなデバイスや術式で行っております。
当院では大学病院でしかできない手術も東邦大学大橋病院眼科 石田教授の御執刀や御協力を頂き、ほとんどすべての手術を行っております。
他院ではできないと言われた、他院で手術をしたが見え方が悪いなど、諦めていた難しい目の患者様も見えるようになる可能性があります。ご相談頂けますと幸いです。
眼内レンズについて
最後に、眼内レンズに関しては全世界の眼内レンズを取り扱っております。
こちらを眼内レンズの詳しいご案内を参考にして下さい。
満足度のある白内障手術を受けて頂くために、手術法だけでなく、眼内レンズについてきちんと知っておくことが大切です。近年、この領域の技術は目覚ましい進歩を遂げており、単に濁りを取るだけでなく、より質の高い見え方を達成できるような付加価値がついた眼内レンズが実用されています。 老眼矯正白内障手術・乱視矯正白内障手術を参考にして下さい。